伝統のモンテカルロ、記念すべき第70回F1モナコGPのサポートレースとして開催されたGP3に参戦し、ひと仕事を終えてコートダジュールの海岸線のカフェでくつろいでいる時、ふと僕は考えた。
モータースポーツの世界で長年培ってきた自分なりのノウハウを、日本の皆さんのために役立てることはできないのだろうか?
いままで気がついていなかった何かが、きっとあるに違いない。
そして思いついたのが、「PERFECT SHINE」プロジェクトだった。
有限会社ランブラスとして、僕がマネジメントする若き日本人ドライバー、桜井孝太郎選手が所属するレーシングチームとの共同開発で、世界に通用するクオリティの、市販車用ガラスコーティング剤を作れないだろうか?
コンセプトは、「サーキット・クオリティ」。
サーキットで光り輝くドライバーの才能のように、注目を集める本物の輝き。
コートダジュールの海の眩しさのように、深く、美しい艶。
それでいて、プロの仕事を気軽に味わえる手軽さが必要だ。
求められるのものは、すべてにおいて妥協を許さぬさぬ開発姿勢。
「PERFECT SHINE」の物語は、まさにそこから始まった......。